ニューシャンプレーン橋
ニューシャンプラン橋は、カナダ、ケベック州モントリオールの南東の入り口に位置するセントローレンス川に架かる全長3kmの橋です。カナダで最も交通量の多い橋の一つとして、モントリオールの経済にとって極めて重要な役割を果たしており、南へ60km離れたアメリカ合衆国への主要ルートとなっています。
古いシャンプレーン橋の架け替え
新しいシャンプレーン橋は、1962年6月に開通した既存のシャンプレーン橋に代わるものです。古い橋は1994年に腐食の兆候が見られ始めました。橋の運用を維持するためにいくつかの一時的な安全対策が実施された後、2007年に交換プロジェクトが開始されました。しばらくの間、両方の橋は、古い橋が完全に解体されるまで並んで設置され、その材料の大部分はリサイクルされる予定です。
耐食性への重点
ニュー・シャンプレーン橋は、少なくとも125年の耐用年数と年間5,000万台の車両通行を可能にするように設計されています。頻繁な路面凍結防止剤の使用により腐食しやすい環境となるため、耐食性は最優先事項でした。耐久性を高めるため、重要な箇所には二相ステンレス鋼の鉄筋が設置されました。
このプロジェクトでは、デクストラ社は二相ステンレス鋼のロールテックカプラーとアンカーの使用を推奨しました。これは当社の ロールテック® このシステムは、標準のカプラとアンカーを改良された二相鋼の代替品に置き換え、優れた耐腐食性を実現します。
Rolltec®ソリューションはカナダ市場に適しており、ケベック州運輸省の承認を受けています。シングルオペレーターのねじ切り機と30秒のねじ切りサイクルにより高い生産性を実現し、カナダのような人件費の高い市場に最適です。
このプロジェクトには、主に橋梁スパン用に10,000個以上のステンレス製Rolltec®カプラーが納入されました。これらのカプラーは、35m(#11)から55m(#18)までの大径鉄筋の接合に使用されました。これは、Rolltec®シリーズの中で最大サイズです。
さらに、最大55M(#18)のサイズに対応したRolltec®ステンレス鋼製エンドアンカーが約10,000個納入されました。Rolltec®ヘッドバーは、カプラーと同じねじ山システムを採用しているため、製造と設置が簡素化されています。